暖房をどう選ぶか?

2015.01.10

  • 設計

以前も書いたことがありますが、住宅や施設建築で採用する暖房設備は様々な器具や設備が考えられます。
熱源もガスや電気、まきや木質ペレット、太陽熱など様々あります。
建築家 伊礼智さん設計の三重県鈴鹿市のH様邸でも採用されましたが、ご覧のように普通のエアコンを床付近に設置し、床暖房として使う手法があります。
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エアコン前の床部分が少し持ち上がることで床暖房として使ったり、冷房として使うことができる優れものです。
ご覧の写真が床暖房仕様。
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ご覧の写真は床部分をふさいで夏仕様の冷房時。
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ちなみに30坪程度の延床面積のH様邸はOMソーラーを採用していなかったため、少し大きめの3.6キロのエアコンを採用していました。
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この程度あれば住宅性能が高いため、1台で充分な能力であり、とても快適でした。
阿部建設でもこのエアコンによる床暖房をOMソーラーの補助的な暖房器具として採用するなど、多々使用しています。
単純なシステムですが、床下暖気のショートサーキット調整や特殊取付金具や吹出口の位置など、経験が必要な暖房システムです。